審査

このページでは弓道の有級者、また初段以降の段位取得において大切なポイントを紹介していきます。

弓道の審査

まず弓道の審査について紹介します。
弓道の審査を受けるには大前提として「全日本弓道連盟」に所属していなければ受けることすらできません。審査は「実技試験」、「筆記試験」があり、実技では実際に射場に立って弓を引き、筆記では弓道に関しての知識が問われます。高校、大学で始める人が殆どだと思いますが、「学生個人としては所属してない、けどなぜか審査を受けることができた!」という場合学校側が所属しているから受けられるということが考えられます。また一級以下、いわゆる初心者と位置づけされている人は「筆記試験」がありません。その場合「実技試験」のみを行うワケですが3、2級では審査規定が甘く、殆どの人が合格することが出来ます。そのため高校生の人がとりあえずの目標にするのは一級、初段が良いのではないでしょうか。(よく中る人は高校生でも二段を受ける人がいます。)なお、地域によっては3,2級は飛び級も可能であり、高校生でも最初から一級を受けられる人もいます。自分はちゃんと3,2級と取ってきたのでとても、残念です。

3〜1級

高校の時とった経験からすると「どんな射型でも中れば合格」という審査のようなイメージがあります。ただ射に入る際の体配(弓道の作法)に著しい間違いなどがあった場合落とされることもあると思います。また矢が的場から外に出てしまった場合も失格になったケースを見たことがあります。ですが大体の場合合格です。変に緊張しないことがポイントです。
☆審査料、登録料は共に1,000円

初段

初段からは筆記試験が入ります。筆記試験のも大きく分けて二つ、「一般問題」と「射技問題」があります。一般では「弓道を始めた理由」「目標」など、心理的なものが多く、射技では「射法八節とはどの八つか」「胴造りとはどうのようなものか」など射型や技術について書かされます。自分は筆記試験が出来なかったため諦めましたが、高校生で始め、飛び級をしなかった場合ここが目標になるでしょう。
☆審査料2,000円、登録料3,000円

二段

高校生でも上手い人は在学中に二段まで取れる人がいるようです。実技、筆記ともに厳しくなり、落ちる人も出てくる段位のようです。審査を受ける会場にも寄りますが一般的に二段までは中らなくても合格出来ると言われています。
☆審査料3,000円、登録料4,000円

三段

三段からは的中率も問われます。審査では二本射る決まりですが、三段ではそのうち一本は中てることを求められます。
☆審査料4,000円、登録料5,000円